剣豪
〜伝説の男達〜
プレイステーション全盛期に、「ファイナルファンタジー」シリーズで有名な
スクウェアからこんなゲームがでた事があります。
その名を「ブシドーブレード」
体力ゲージ無し、一回斬られたら死、武士道に反する行為をしたら負け。
など、数々の理不尽なルールが私を魅了した、素薔薇しゲームの一つです。
発売前から一部から評判で、好きな人はとことん好き、駄目な人はとことんダメという
独特のファン層を会得した不思議なゲームです。
ここから先は私の妄想で文章を書かせて頂きます。
スクウェアの偉い人「チミ達ねぇ。いい加減一般ウケするゲームでも作ったらどうなの」
ブシドースタッフ「そ、そんな?!我々は純粋に楽しいゲームを作りたいだけなのに・・・」
「あのねえ、ウチのクラウドとかスコールとかをごらんなさいよ。今の時代は美少年・美少女キャラなんだよ。」
「ブシドーブレードにだって格好いいキャラは居ますよ!!ほら、閂(かんぬき)とか」
「あれの何処が格好いいの。暑苦しいだけじゃないのよ。あのね、ボクタチはね。そういう古い感性ってのはもとめてないワケ」
「ふ、古いだって?!・・っく、くそっ!!こ、こんな会社。こっちから縁をきってやらあぁ!!」
こうして「スクウェアの暗部」とも言われるゲームを作った開発陣は、スクウェアを追い出され路頭をさまよっていました。
しかし、彼らの目に宿る熱き炎は、誰にも消しうる事はできなかったのです。
「俺は・・・俺たちは・・・熱い漢のゲームをつくりたいんじゃああぁぁぁぁっ!!!」
そんな彼らの肩を叩いたメーカーがあります。
そう。株式会社「元気」です。
「おまえら・・お前らの目には・・・魂がこもっているぜ!!」
「わ、わかってくれるのかっ?!」
「当然だ!ウチの社名を見ろッ!!」
「げ、元気!!なんて全力直球投手なんだ!!」
「どうだ、ウチで働く気はないか?お前らのハート、ぶつけてみろよ!!」
「ああ、やるぜ!やらせてもらうぜ!!真の漢の魂が篭もったゲームって奴をよぉ!!」
と、いうわけで(妄想ですが)元気に移行したブシドースタッフは、PS2のスペックをフルに活用した
素晴らしいゲームを発表したのです!!
その名は「剣豪」
タイトルからして掛け値なしの一直線です。
「特別監修・藤岡弘」と書いてある辺り、広く一般に売り出そうなどと言う考えは微塵も感じられません。
ゲーム雑誌などでその情報を知ったKOWA。剣豪をどうしてもプレイしたくてしょうがありません。
しかし困った事に、KOWAの家にはPS2がありません。(バーチャルボーイならあるのにねぇ・・・)
そこで早速PS2を持ってる友人にTEL。
KOWA「あのさー、お前ってPS2持ってたよねー」
友達「あー、うん。でもドラムマニアしか持ってないんだよ」
KOWA「いやぁ、オススメのゲームがあるんだけど」
友達「ほんと?いやー、僕、ゲームの情報にうとくって、どれ買ったらいいかわかんなくて困ってたんだよ」
KOWA「だろう?だらう?だからアドバイスしてやろうとおもってさぁ」
・・・・・
友人購入決定。
こらこら、詐欺とか言わないでください。友達だって了承の上の購入なんですから。
で、さっそくそいつの家に行ってプレイ!
メガンテ!!
思わず断末魔の声を上げてしまいました。
すごすぎです。剣豪。
ポップ君も、アバン先生もこれにかかれば木っ端微塵です。
基本システムはブシドーブレードと同じ、3Dフィールドに剣を持った男二人が対峙し、
体力ゲージのない中、ざっくり斬られたらその場で負け(死ぬから)または出血多量になると負け(死ぬから)という、男のルール。
もちろん制限時間だってありません。お互いに間合いをつめながら、じりじりと対峙する緊張感がたまりません。
ちなみに試合中は音楽だってありません。鳥の鳴く声とか、断末魔の叫びとかが聞こえるだけです。
ブシドーブレードと違う点は、武器は日本刀だけと言う事。(ブシドーブレードは八種類から武器が選べる)
超必殺技の様な物がある事。などでしょうか。
誉めてばかりですが、このゲーム、やればやる程恐ろしい実体が見えてきます。
まず登場キャラクターが沢山いるのはいいのですが、どいつもこいつも同じ顔に見えます。
顔が違うのはわかりますし、それぞれに個性的な名前が付いているのは確かなのですが、
でも、全然覚えられません。えっと・・・どれがV2アサルト?
こんなことは、センチメンタルグラフティー以来です。
あとシスタープリンセスね。
その友人宅で、かれこれ百試合以上は斬り合っている筈なのですが、誰一人として名前を覚えていないのはなぜでしょう。
おそらく、黒人の顔の違いが日本人に理解しにくい現象と似ていると思います。ほら、オスマン・サンコンとマッドスケルトンとか?(嘘)
おかげで、試合をするたびに、「うお、こいつなんか使いにくい」とか言ってます。
初めてスト2やった人がザンギエフ使うような物です。全然違うか。
まあ、新鮮な気持ちが毎回味わえていいですよNE!
また、20人以上いる登場人物のうち、女性なんて一人もいません。
いや、女性っぽいのが一人いるような気もしますが、まあきっと男でしょう。(※注 女です)
世のアニメオタクがポリゴン美少女にハァハァいってる時代に、こんなに汗くさい連中ばかりよく作った物です。
ゲームシステムをいくら話しても、見た人が遠ざかるだけだとは思うので、これくらいにしておきましょう。
では次は、突出して書くべきであろう、OPムービーについてお話しします。
「七人の侍」にでも出てきそうな汗くさい男が、山で修行をする様子が延々と流れます。
滝に打たれ(もちろんふんどし一丁で)、竹藪で剣を振り回し、夕日の沈む崖でひたすら剣を振る男。
かっこよさに涙がでてきそうです。
そしてOPムービー後半。夜の竹林で男は目を閉じ、座禅を組んでいます。
そこに現れる武士の亡霊。
男はかっと目を見開き、剣を持って亡霊へ躍りかかって行きます。
「ぅぅぅうううりゃぁぁぁあああ!!!」
男の斬檄を右へ左へ、亡霊はあざわらいながら男を翻弄します。そして亡霊の反撃!!
まさに紙一重で、亡霊の斬檄を交わす男!!
側にある竹の葉が、スローモーションで切られて舞い上がります!!熱い!!
男は目を閉じ、全神経を集中!
「きいいいいぃぃぃええええええっっ!!」
亡霊のふるう刀を紙一重でよけ、胴をなぎ払う!!亡霊はぐらりと身体を傾けると、煙となって消えていきます!
男はニヤリと笑うと、刀をおさめ、再び山のふもとに向かうため、月明かりの中を力強い足取りで歩いていきます。
漢度1000%
最高です。何度見ても泣けます。現に起動するたびに全部見てます。(本当)
同じPS2のムービーでしたら、FFXの世界一ピュアなちゅーのシーンより全然いいです。
ただ、このムービーに出てくる男の人はゲームにはいません。いえ、いるのかもしれませんが、顔の違いがわかりません。
オープニングだけで15行も書いてしまいました。
あんまり書きすぎると、おいしい所全部言っちゃってつまんなくなりそうですので、このくらいにしておきましょう。
キテレツ大百科とちがって、まだ現役のソフトですからね。
なんせ2が出ること決定したし!!
今度は実名の剣士がたくさん出て来るみたいだし!!!
かうよな!!!みんな!!
・・・ん?俺か?
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